毎週月~木曜日 16:00~18:55まで放送されているFM長野の
「The step」に生出演しました。
今回のテーマは「洗王(あらおう)」ということで、梅雨時のクリーニング
と保管、ブーツクリーニングの事をお話ししました。
「洗王」とは、“洗おう”と“洗濯王”のダブルミーニングだそうです。
番組の中で紹介した内容です。
まもなく梅雨の時期に入りますが、じめじめするこの季節、洗濯物がいつまでも乾かなかったり、カビなども気になります。
梅雨時の家庭でのお洗濯で気をつけたいことを教えていただけますか?
先日から梅雨に入りましたので、夏場と違い、カラッと乾かない
時期になりました。
そこで、この時期の上手な洗濯方法は、
①洗い終わったらすぐに洗濯機から出し、広げる。
②お風呂場に干す
③アイロンや乾燥機などを使って、なるべく早く乾かす
がポイントです。
①洗い終わったらすぐに洗濯機から出し、広げる。
いつまでも濡れた状態で洗濯機の中に入れておかないようにしましょう。
また、脱いだものも、洗濯機の中に入れておかないようにしましょう。
洗濯機も、乾燥状態にしておかないと、洗濯槽のカビの発生の原因になります。
干すときは、できるだけ広いスペースに間隔を空けて、風通しが良くなる
ように干しましょう。
②お風呂場に干す
部屋干しにおすすめの場所は、お風呂場です。浴室には換気扇があるため、湿気を追い出しやすく、濡れてもいいように作っていますので、湿気がこもっても心配ありません。
③アイロンや乾燥機などを使って、なるべく早く乾かす
干してある程度まで乾燥させてから、薄手の衣類はアイロンを使って
乾かします。
また、乾燥機をお持ちの方でしたら、最初から最後まで乾燥機を使ってしまうとコストがかかりますので、最初に乾燥機を使ってある程度まで乾かします。
この状態で干すか、干して乾燥させ、まだ少しだけ湿っぽいな?という
状態で乾燥機を使うと、カラッと乾き、アイロンをかける手間が省けるなどの
利点があります。
ビショビショのままで全て乾燥させてしまうと、縮みの原因になりますので
注意が必要です。
また、部屋干しする機会が多くなる梅雨時は、臭いが気になるものです。
この臭いの原因は、汚れが落ち切れていない洋服からの皮脂汚れや
雑菌の繁殖によって臭いが出てしまいます。
そこで、洗剤ですが、部屋干しタイプのものも市販されていますが、
液体の「酸素系漂白剤」(ワイドハイター等)を併用したり、洗剤の中に
「酸素系漂白剤」が含まれているものを使うと、皮脂汚れや雑菌の繁殖を
防ぐことができ、臭いの発生が少なくなります。
あと、意外に見落としがちなのが、洗濯機の中も乾燥させないと
カビや雑菌の繁殖で臭いの原因つながります。
ここからは、未放送分です
冬物と夏物を入れ替える時期でもありますが、冬物の上手な保管の
仕方ってなにかありますか?
よく質問されるのが、防虫剤を入れていたのに虫に食べられたという
ケースがあります。防虫剤を入れていたのに、ナゼ虫に
食べられるのでしょうか?
防虫剤は、それ自体をガス化させて効果が出ます。
密閉された状態では、性能をフルに発揮できますが、クローゼットのように
頻繁に開け閉めするところでは、せっかくガス化してたまった防虫剤の成分が
開閉することでみんな逃げてしまいます。
そこで、防虫剤をフルに効かせる上手な保管方法は
・昔からある「お茶箱」や「プラスチック容器」のような、なるべく
密閉された状態で防虫剤を使い保管すること
・ クリーニングに出してから保管すること。
・ なるべく開け閉めしない場所を選ぶ。
です。
また、防虫剤は、同じ種類の物を使うようにしましょう。
違う成分の物を使用すると、防虫剤同志がケンカして、有毒なガスが
発生したり、脱色などの原因にもなります。
また、防虫加工をしてくれるお店も増えてきましたので、大事な洋服は
そちらを利用するのもいいでしょう。