今回の事例は、40年前のセーターのシミです。
このセーターを出してくれたお客様が、嫁いだ時に、お姑さんからいただいた大切なお品物で、それを娘さんへと着せたいということで出してみたら、あちこちにシミがついていた、というお品物でした。
20年位前のシミというのはチャレンジしたことがありましたが、さすがに40年位前のシミははじめてのケースかもしれません(^_^;)
40年も前の商品になると、その当時についたシミの成分とは異なり、別の物質に変化していると思われます。
また、染み抜きには細心の注意をして処理をしないと、シミが繊維と癒着し、繊維自体も傷めてしまう可能性があり、テストの段階から入念に生地の変化、シミの変化を見ての処理をさせていただきました。
全体に何ヶ所もありましたが、すべてキレイに取り除くことができました(*^^*)
これで、お嬢様にも着用していただけますね!