今回は、保管している最中に色あせてしまったレザーの修正です。
写真を見ていただければわかりますが、日にあたっているところと
そうでないところで、こんなにも色が違ってきてしまってます。
ちなみに、最初の色目は、この下の部分の濃い色です。
それが、太陽などの紫外線等で染料が分解されたり、焼けを起こしてしまうと
このように白っぽくなってしまいます。
修正後の写真です。
残っていた色目と同じ色を作り、修正していきますが、同じ色を作らないと違和感が残ってしまいます。
また、この手の柔らかいレザーは、染料で染められているものを修正する時に、顔料を使って修正していく方法もありますが、やりすぎてしまうとベタッとした感じの風合いになってしまいます。
このように、できるだけ違和感が残らないように修正しますが、元の風合いと若干ではありますが変わってしまうことがありますので、その点はご了承ください。